最近、私のお気に入りになっているドライブコースがあります。ひとつは、国道303号を走り、国道417号を抜けて国道365号から帰ってくるルート。もうひとつは逆に、国道365号を北上して国道303号へと戻るルートです。いずれも山あいを縫うように走る道路で、緑に包まれた風景やほどよいワインディングが続き、運転していて本当に心地よい道です。特に国道303号は、走るたびに「やっぱり好きだな」と思わせてくれる道で、私にとって定番のドライブロードになっています。昨日もまた、その道を選んでハンドルを握りました。
途中、ずっと気になっていた「夜叉ヶ池」の案内板が目に入りました。以前から通るたびに「夜叉と名の付く池とはどんな場所なんだろう?」と心惹かれていたのですが、昨日はついに思い切ってその道へとハンドルを切りました。


道に入るとすぐに「通行止め」の看板が現れましたが、せっかくなので行けるところまで行ってみようと進みました。道路には無数の落石が転がり、慎重に避けながらの運転。ハンドルを握る手にも自然と力が入ります。ナンノ谷砂防公園や坂内バイクランドを過ぎ、さらに進んだ先で、再び通行止めの案内がありました。前方を見ると、大きな土砂崩れが道路を完全にふさいでいて、とても車で突破できる状況ではありません。とはいえ、歩きや自転車なら通り抜けられそうな隙間はありました。
この夜叉ヶ池、ただの池ではなく、昔から岐阜県と福井県との間で領有権争いがあったという歴史が残っているそうです。1875年(明治8年)に両県が立ち会って検分が行われ、その時点では岐阜県に属するとされました。しかし1909年、県境を分水嶺に沿って定め直した際、夜叉ヶ池は福井県側に入ることに。現在、国土地理院の地図でも福井県南条郡南越前町として記されています。それでも岐阜県側では、いまだに完全には納得していないとのことらしいです。
神秘的な名前に、険しい山道、そして歴史的な背景まで絡む夜叉ヶ池。次はしっかりと登山の準備を整えて訪れてみたいと思わせる場所でした(でも一人だと怖いかな)。


「道の駅 近江母の郷」の前の琵琶湖。

帰り道は少し迷いました。鞍掛峠を越えて国道306号を使うか、それとも石榑峠の国道421号を選ぶか。どちらも山深く、ワインディングが続く魅力的なルートなのですが、今回は久しぶりに石榑峠を通って帰ることにしました。
石榑峠を走る道中に現れるのが、永源寺ダム。普段なら水をたたえ、青々とした湖面が広がっているはずなのですが、目にしたのは底が見えるほど水が減ってしまった光景でした。岸辺の土色がむき出しになり、湖面は小さく縮こまったようで、まさに渇水状態といった印象でした。
しかし、永源寺ダムの公式情報を確認してみると、やはり9月8日現在の貯水率は26.8%とのこと。数字で見るとそこまで深刻さが伝わりませんが、数字以上に湖面は干上がっている状態に感じました。
途中、ずっと気になっていた「夜叉ヶ池」の案内板が目に入りました。以前から通るたびに「夜叉と名の付く池とはどんな場所なんだろう?」と心惹かれていたのですが、昨日はついに思い切ってその道へとハンドルを切りました。


道に入るとすぐに「通行止め」の看板が現れましたが、せっかくなので行けるところまで行ってみようと進みました。道路には無数の落石が転がり、慎重に避けながらの運転。ハンドルを握る手にも自然と力が入ります。ナンノ谷砂防公園や坂内バイクランドを過ぎ、さらに進んだ先で、再び通行止めの案内がありました。前方を見ると、大きな土砂崩れが道路を完全にふさいでいて、とても車で突破できる状況ではありません。とはいえ、歩きや自転車なら通り抜けられそうな隙間はありました。
この夜叉ヶ池、ただの池ではなく、昔から岐阜県と福井県との間で領有権争いがあったという歴史が残っているそうです。1875年(明治8年)に両県が立ち会って検分が行われ、その時点では岐阜県に属するとされました。しかし1909年、県境を分水嶺に沿って定め直した際、夜叉ヶ池は福井県側に入ることに。現在、国土地理院の地図でも福井県南条郡南越前町として記されています。それでも岐阜県側では、いまだに完全には納得していないとのことらしいです。
神秘的な名前に、険しい山道、そして歴史的な背景まで絡む夜叉ヶ池。次はしっかりと登山の準備を整えて訪れてみたいと思わせる場所でした(でも一人だと怖いかな)。


「道の駅 近江母の郷」の前の琵琶湖。

帰り道は少し迷いました。鞍掛峠を越えて国道306号を使うか、それとも石榑峠の国道421号を選ぶか。どちらも山深く、ワインディングが続く魅力的なルートなのですが、今回は久しぶりに石榑峠を通って帰ることにしました。
石榑峠を走る道中に現れるのが、永源寺ダム。普段なら水をたたえ、青々とした湖面が広がっているはずなのですが、目にしたのは底が見えるほど水が減ってしまった光景でした。岸辺の土色がむき出しになり、湖面は小さく縮こまったようで、まさに渇水状態といった印象でした。
しかし、永源寺ダムの公式情報を確認してみると、やはり9月8日現在の貯水率は26.8%とのこと。数字で見るとそこまで深刻さが伝わりませんが、数字以上に湖面は干上がっている状態に感じました。
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