
久しぶりに、どうしても歩きたくなりました。体を動かしたい、汗をかきたい、そして何より頭をリセットしたい。そんな気分でした。前日の夜から、「さて、どこを歩こうか」と地図を眺めながら思案を重ねます。いつもの近所のルートでも悪くはないのですが、それではちょっと物足りない。どうせなら、景色が変わる場所、そして気分がリフレッシュできるようなところを歩きたい——。
そこで思いついたのが、木曽三川公園から多度神社までの往復コース。以前にも一度歩いたことがある、川沿いの気持ちいい道です。まだ朝の涼しさが残るうちにスタートしようと、早めに自宅を出てエブリイを走らせました。途中、長良川に架かる長良大橋の温度計を見ると、なんと午前8時の時点で34℃の表示。思わず「うわっ」と声が出ましたが、意外にも、吹く風がどこか涼しく感じられ、名古屋の市街地を歩くよりははるかに快適な気がします。湿気のせいなのか、それとも川沿いの開放感のせいなのか……。ともあれ、炎天下ながらも足取りは軽く、歩き出してしばらくは快調そのものでした。
水分は、500mlのペットボトルを2本消費しました。立ち止まっては一口、歩きながらもこまめに補給。1本は持参し、もう1本は途中の自販機で購入しました。持参した分だけでは全然足りませんでした。
目的地の多度神社では、手水舎で手を清め、深呼吸。木立の中に包まれるような空気の静けさと涼しさが、火照った体と気持ちをそっと落ち着かせてくれます。やはり、来てよかったと実感する瞬間です。
当初は往復10km程度だろうと見積もっていたのですが、実際に帰ってからログを確認してみると、なんと13.7kmも歩いていました。どうりで足が重いわけです。普段から歩いていれば大した距離ではないのかもしれませんが、今回は本当に久しぶりのウォーキング。ふくらはぎはパンパン、太ももにもじわじわと疲労感がたまり、帰宅後はしばらくエブリイの後部座席でぐったりとしていました。
それでも、やっぱり歩くのはいいですね。移動手段としてではなく、「目的としての歩き」は、普段は見落としてしまう風景や季節の移ろいを感じさせてくれます。次は、もう少し涼しくなった頃に、別のルートを歩いてみようかと、早くも地図を広げて考えています。ウォーキングは、やはり気持ちにも体にも効く、最高のリフレッシュ手段です。

国営木曽三川公園東海広場西エリアの駐車場にエブリイを停めてウォーキング開始です。

治水神社。江戸幕府によって行われた木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の治水事業で亡くなった薩摩藩士を祀る神社です。工事は徳川将軍の9代家重の時です。

遠くに鈴鹿山脈の山々。

ところどころ稲刈りが始まってました。

池波正太郎が2日連続で訪れたという鯉料理 大黒屋さん。

多度大社に到着。

初めて本宮まで上りました。

日陰は涼しかったです。



多度川ですが途中で水が無くなりました。

駐車場まで戻ってくればこの通り。ほとんどクルマが停まっていませんでした。いつもは混みあっている木曽三川公園も、ひとっこひとり居ませんでした。

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