
FOCUS SUPERBUDの終活メンテナンスも、いよいよ終盤に差し掛かってきました。
長年の相棒に対して、感謝の気持ちを込めて手をかけてきたこの数日間。各部の状態を確認しながら丁寧に整備を進めてきましたが、その作業もほぼ完了です。
昨日は、ホイールハブのベアリングのグリスアップに取りかかりました。
前後のハブを分解し、ベアリングの状態を確認しながら古いグリスを拭き取り、新しいグリスをしっかりと詰め直しました。こういった細かい作業は少し根気が要りますが、メカニカルな構造に触れるのはやはり楽しいものです。
ただ、気になったのはリアハブのカセット側。ベアリングの周辺に塗布されていたはずのグリスが、真っ黒く変色し、粘度も失ってシャバシャバになっていました。
触った瞬間に「これはだいぶ水が入ったな」と直感。おそらく、終活メンテの初日に行った高圧洗車の際、勢いよく水をかけすぎたのが原因だったのでしょう。カセット側は構造的に水が入りやすく、グリスが洗い流されやすいとは聞いていたものの、ここまで変質しているとは少々驚きでした。
とはいえ、それ以外の箇所、たとえばフロントハブやリアの反対側は、まだまだ透明感のあるグリスがしっかりと残っており、状態としては非常に良好でした。
このバイクがどれだけ丁寧に作られ、そして自分の手入れがそれなりに機能していたかを、グリスの様子から改めて実感させられました。
最後の仕上げとしては、チェーンの最終調整や空気圧の確認をして、このバイクがまた誰かの元で元気に走り出せるように準備を整えておきたいと思います。
別れが近づいているとはいえ、ここまで手をかけてきたSUPERBUDには、やっぱり特別な愛着がありますね。

全てのパーツを取り付けて、変速の状態をチェックして完了です。

さあ、メルカリに出品だぁ!
さて、売り出しの値段を考えましょう。
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