
朝夕に吹く風に、少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。いよいよサイクリングにぴったりな季節が近づいています。夏の暑さが和らぎ、長距離のライドにも最適なこの時期、そろそろロードバイクを本格的に再始動させたいところです。
現在、私のメインホイールはタイヤを外したままの状態。ホイールはMAVIC(マビック)のOpen Pro(オープンプロ)、チューブレスレディ(UST)対応のモデルです。チューブレス仕様で運用しているのですが、リムテープの選定にちょっとした実験をしてみました。
これまでは、チューブレス界隈では定番中の定番であるNoTubesのリムテープを使っていました。確かに品質は素晴らしいのですが、何しろ高価です。10メートルにも満たない長さで2,000円以上と、財布にやさしいとは言えません。
そこで今回試してみたのが、3Mの「仮固定用テープ」。これは本来リム用として設計されたものではありませんが、ネット上では「チューブレスレディにも使える」との声もちらほら見られ、価格面では圧倒的に魅力的。なんと、50メートルが5本セットで500円という破格の安さです。
ただし、実際に使ってみると、やはりそれなりのクセがあります。まず、NoTubesのテープに比べて伸縮性がほとんど無く、リムに沿わせて巻くのが難しい。特にリム中央の凹み部分には空気が入りやすく、シワや浮きが発生しがちです。最初の2回は失敗し、3回目でようやくうまく巻けました。
とはいえ、この価格ですから、巻き直しも気兼ねなくできるのは大きな利点です。コストを気にせず試行錯誤できるというのは、DIY整備派にとってはありがたいところ。
ちなみに、NoTubesでは一重巻きでしたが、今回は3Mテープを二重に巻いてみました。その上でタイヤを装着し、シーラント剤を入れずにエアを入れてみたところ、あっけないほど簡単にビードが上がりました。3時間ほど放置しても空気漏れはわずかで、「これはいけるか?」と期待したものの、半日後にはしっかり抜けていました。やはり、シーラント剤はチューブレス運用において必須ですね。近日中に注入予定です。
さて、肝心の評価ですが……この3M仮固定用テープ、点数をつけるならば100点満点中の30点といったところでしょうか。価格を考えれば十分に実験的価値はありましたが、やはり「代用品」としての限界も感じました。
次回はもう少し性能に期待できそうな、「3Mの耐熱性ポリイミドテープ」を試してみるつもりです。こちらもネット上では評判が良く、チューブレステープの代替として注目されているようです。次なる挑戦が楽しみです。うのを使ってみたいです。
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