行儀よく黄昏るキイ(猫)



お得意の行儀よいポーズで黄昏る猫のキイ。
このポーズが本当にお気に入りのようで、いつも背筋をピンと伸ばし、ちょこんと座るような姿勢でじっとしています。
朝の運動としてリンを追いかけ回した後には、こうして静かに外を見つめるのが日課のようです。

その目線の先には、一体何が見えているのでしょうか。
正直なところ、深く難しいことを考えているわけではなさそうです。
だって、彼女は猫ですから。
ただ目の前の世界を眺め、風の匂いや光の具合を感じ、穏やかに過ごしているだけなのでしょう。

それでも、出社前の忙しい時間にこのような猫たちの姿を見ると、ふと「一週間くらい、猫になってみたいな」と思ってしまいます。
時間に追われることもなく、ただ日向や日陰の心地良さを楽しむだけの生活――少し羨ましく、そして愛おしく感じるひとときです。



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