私的評価
映画『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』を観ました。レンタルビデオでの鑑賞です。
「ファイナルファンタジー」と言えば、ドラクエこと「ドラゴンクエスト」以上のネームバリューを持っているゲームではないでしょうか。と言っても、遊んだことがないので詳しいことは何も知りません。また、ほとんどゲームをしないので、パッと思いつくゲーム名はこの二つに、あと唯一遊んだ「イース」くらい。そんなゲーム音痴の私が観ても、なんら違和感なく観られた映画です。
★★★☆☆
作品概要
監督は野口照夫、山本清史(エオルゼアパート)。脚本は吹原幸太。
原作はマイディーの「一撃確殺 SS日記」。
製作は丸山博雄、吉田直樹他。
出演は坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、佐藤隆太、財前直見ほか。
2019年の日本映画です。累計1,000万アクセスを超えたというブログの内容を、坂口健太郎と吉田鋼太郎の主演で映画化した作品です。突然会社を辞めた父の本音を知ろうと正体を隠して「ファイナルファンタジーXIV」を共にプレイする息子とその父の様子を描いています。
作品の紹介・あらすじ
解説
累計1,000万アクセスを超えたブログを、坂口健太郎と吉田鋼太郎の主演で映画化。突然会社を辞めた父の本音を知ろうと正体を隠して「ファイナルファンタジーXIV」を共にプレイする息子とその父の様子を描く。監督は、実写パートとゲームパート共にドラマ版も担当した野口照夫と山本清史が務める。佐久間由衣、山本舞香、佐藤隆太、財前直見らが共演した。
あらすじ
単身赴任中だったアキオ(坂口健太郎)の父・暁(吉田鋼太郎)が、突然会社を辞めて家に戻ってきた。アキオは、何を考えているのかわからない父のことを知りたいと思い、ある計画を思いつく。それは「ファイナルファンタジーXIV」に父を誘導し、自分は正体を偽り一緒に冒険に出るというものだった。こうして「光のお父さん計画」が始まる。
シネマトゥデイ
感想・その他
累計1,000万アクセスを超えたという人気ブログを原作に映画化した作品。題名には堂々と「劇場版」と冠されており、調べてみると、映画の前にすでにテレビドラマ化されていたことも分かりました。2017年のドラマ版では、主演を千葉雄大さんが務め、父親役に大杉漣さん、母親役に石野真子さんがキャスティングされていたとのこと。聞いただけでも「これは良い配役だな」と頷いてしまう顔ぶれです。大杉漣さんの優しさと厳しさを兼ね備えた父親像、石野真子さんの明るく温かみのある母親像――想像しただけで、しっかりと家族の温度が伝わってきそうです。それなのに、なぜ自分はこのドラマのことを全く知らなかったのか。思い返すと、それは放送時間のせいだったのかもしれません。日曜深夜、正確には月曜未明という枠。普通なら「明日から仕事だ」と考え、夜更かししてまで観る気にはなれない時間帯です。こんな豪華なキャストを揃えていたのなら、むしろゴールデンタイムに堂々と放送しても良かったのではないかと、つい残念に思ってしまいます。
そして、映画やドラマの元となった原作は、マイディーさんによるブログ「一撃確殺SS日記」。累計1,000万アクセスを突破するほどの人気ブログですから、面白くないはずがありません。実際、ネットで覗いてみると膨大な記事量に圧倒され、その熱量に感心しました。しかし、残念ながら私自身は読む気持ちが続かず、最初の1話を前にして「ブログとはバイバイ」となってしまいました。おそらく第1話を突破すれば、その後は一気に引き込まれて読めたのかもしれません。ですが、最初の扉を開くことができずに立ち止まってしまった――そんな感覚でした。
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