私的感想
映画『マイル22』を観ました。レンタルDVDでの鑑賞です。
この映画の最大の見どころは、何と言ってもイコ・ウワイス(リー・ノア役)のアクションシーンでしょう。彼はインドネシア出身で、武術のスピード感と正確さは圧倒的です。劇中で描かれる、殺し屋二人との格闘シーンは手に汗握る迫力で、思わず固唾を呑んで見守ってしまいます。ジャッキー・チェンやドニー・イェンのアクションを思い浮かべる人も多いでしょうが、個人的にはこのイコ・ウワイスの動きはそれらを凌駕する瞬間があり、見応え抜群でした。
また、映画に登場するCIAの機密特殊ユニット「マザー」の存在も印象的です。任務の過酷さや冷徹な作戦の裏には、母親が子供を思うような深い愛情や思いやりのテーマが根底に流れているのではないかと感じさせられました。単なるアクション映画に留まらず、人間ドラマとしての側面も持つ、楽しめる作品です。
★★★★☆
作品概要
監督・製作はピーター・バーグ。原案・脚本はリー・カーペンター。
出演はマーク・ウォールバーグ、ジョン・マルコヴィッチです。
2018年制作、アメリカのアクション・スリラー映画です。
作品の紹介・あらすじ
解説
『バーニング・オーシャン』などのピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが再び組んだアクション。ある秘密を知る男を護衛する特殊部隊が、武装勢力に挑む。『ザ・レイド』シリーズなどのイコ・ウワイス、ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」などのローレン・コーハンらが出演。ドラマシリーズ「FRINGE/フリンジ」などのグレアム・ローランドが原案と製作総指揮を務める。
あらすじ
人類にとって非常に危険な物質が、何者かに奪われる。その行方を知るリー・ノアー(イコ・ウワイス)が、重要参考人としてインドネシアのアメリカ大使館に保護される。彼の命を狙って多数の武装勢力が迫っていることがわかり、国外に脱出させるため、ジェームズ・シルバ(マーク・ウォールバーグ)率いるCIAの機密特殊部隊が、大使館から空港までの22マイルを護衛することになる。
シネマトゥデイ
感想・その他
監督のピーター・バーグは、あの『バトルシップ』の監督でした。滅多に行かない映画館で観て、レンタルDVDで観て、Amazonプライムでも観ました。この映画でCIWS(近接防御火器システム)を知り、あの射撃音に魅了されました。主演は、若い頃は素行不良だったマーク・ウォールバーグ。かなりいろいろ、やらかしていたみたいですね。とくに人種差別の持ち主だったみたいです。驚いたのがマークの兄が、あの『バンド・オブ・ブラザーズ』のリプトン少尉役だったこと。ドニー・ウォルバーグといい、ミュージシャン兼俳優とのこと。このドラマ『バンド・オブ・ブラザーズ』も大好きで、何回も観ているんです。でも、顔はちっとも似てませんね。
そして、マーク・ウォールバーグ演じるシルバにパワハラされるのが、ローレン・コーハン演じるアリス。なんか知っている顔だなぁ…、そうだあれだ! あの『ウォーキング・デッド』のマギーでした。
コメント