リン(猫)がいなくなった


2012年8月、6日ぶりに帰ってきた若かりし頃のリン

リンの6日間大脱走から6年。
リンの小脱走から2年。

会社から帰ってきて1時間ほど、キイはいつものように家の中をウロチョロしていましたが、リンの姿がどこにも見えません。普段なら、どこかでひょっこり顔を出すはずなのに…。

心配になり、家中をくまなく探しました。2階のベランダは出入り自由の状態。もしや、ベランダの手すりから落ちてしまったのでは…と頭をよぎり、家の周りもぐるっと探しましたが、やはり見つかりません。胸のざわつきが増してきます。「困ったな…リンはどこにいるんだろう」と、少し焦り始めました。

その時、キイが開き戸の押入れを見上げているのに気づきました。近づいてみると、戸がほんの少しだけ開いています。中をのぞくと――なんと、リンが中で丸くなっていました!リンが少し動いた音に、キイがいち早く気づいたのです。さすが、家の中の見回り隊長。キイ、でかしたぞ!

この押入れ、確か妻も探していたはずの場所です。
心の中では「もうちょっと真剣に探してよ」と思わずつぶやきそうになりますが、もちろん口に出すことはできません。猫たちに比べて、人間の探す力なんてまだまだ甘いものだなと、半ば感心しながらも苦笑い。

こうして無事リンが見つかり、ホッと胸をなでおろす私。猫たちの目には、日常の小さな冒険も楽しみのひとつなのでしょうか。

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